2014年11月30日
ベントを両脇で開ける
ジャケットの背にはベントと言われる開きがあり、
その作り方によって、真ん中だとセンターベント、
両脇にあるものをサイドベンツといいます。
機能的でありかつデザインのひとつとして付けられる
ベントは、ジャケットのシルエットによって、たとえば
ダブルジャケットには、センターベントは付けないとか、
アイビージャケットにはフックベントなど、一部の
決められたもの以外、ブリティッシュモデルのスーツや、
クラシコタイプのスーツ限定という選び方はないので、
好みのシルエットに、ベントの組み合わせを
お選びいただければと思います。
オーダースーツでは、このベントの深さ（長さ）なども
指定していただけるので、浅めのサイドベンツで仕立てる
コンポラスタイルの雰囲気で仕立てるというのも、
オーダースーツならではの、ちょっとしたカスタムメイドなところです。
昔はセンターベントは、まじめでオーソドックスなビジネススーツ向き、
サイドベンツは遊び着的なカジュアルジャケットにおススメしていた
ときもありました＾＾
オーダースーツを静岡で仕立てるなら
2014年11月23日
秋冬用のジャケット裏仕立て｜総裏仕立て
肌寒くなってくると、スーツやジャケットもできるだけ暖かく
すごすための工夫をしたくなります。
表生地に選ぶ素材を、秋冬シーズンには人気のハリスツイードや、
フランネルなど、厚地なものにするというのはもちろんですが、
オーダースーツ、オーダージャケットならではのデザイン、
ディテール変更というものにもいくつかの方法があります。
そのなかでも効果的なのが、ジャケットの裏仕立てを
総裏仕立てにしてしまうこと。
近頃では、できるだけスーツも長い期間ご着用いただけたほうが
良いというところから、既製スーツなどでは、背抜き仕立てといって
オールシーズンタイプの裏仕立てとしているものも多いと
思うのですが、この総裏仕立ては、ジャケットの内側に付けられている
裏地を、前身も背部分も全て取り付けるというのも。
ポリエステルやキュプラの裏地を、総裏仕立てとしておくと、
衣服内をより暖かく、また、ツイード生地やコーデュロイなど
すべりを良くしてくれるので、そういった意味でも効果的です。
オーダースーツを静岡で仕立てるなら
2014年11月16日
ジャケットの袖釦の数にこだわってみる
ジャケットの袖先はその作り方に、本開きという釦穴を開けて
袖釦を止めることができるような仕立てや、いくつかある
袖釦を重ねて付ける「袖キス釦」など、メンズスーツにとって
数少ないディテール変更できる部分として、こだわりが集中するところ。
その袖先のつくり方に加えて、袖釦の数というのも、あまり考えた
ことのない方も多いかも知れませんが、オーダースーツでは
自分でご指定いただくことができます。
ビジネススーツに標準でオーソドックスな釦数は３個、
トラッドなら２個、重ね付けするなら、袖釦の間隔が重なる分
４個にするほか、袖釦を５個付けたい場合にも、オーダーは
ご対応可。
また、一般に１５ミリサイズの釦を１個だけ付けるというやり方のほか、
フロント釦と同じサイズの２０ミリと少し大きめな中釦といわれるものを
付ける方法も、変わっていておススメです。
カジュアルジャケットにもおススメな袖釦の付け方で、オプション料などは
ご不要なご指定いただくだけの無料対応です。。
オーダースーツを静岡で仕立てるなら
2014年11月09日
ジャケットの腰ポケットの斜め角度を強く（ハッキング強）
ジャケットの腰位置ポケットは水平に切られており、
フタの付いたポケットが標準仕様。
これが斜めに切られているポケットをハッキングポケットといって、
ハッキングジャケット（乗馬用ジャケット）の腰ポケットが、
馬に乗った状態で、手を入れやすい角度に（斜め）に作られている
ことから、由来する現在では装飾的なデザインとなっているもの。
オーダースーツ Pitty Savile Rowでは、このハッキングポケットの
角度に２種類がご用意されており、斜め角度が少なめの
ハッキング（弱）と、角度が強めとなるハッキング（強）。
ビジネス標準が水平に切られているフタ付きポケットなので、
あまり急な角度、しかもフタの形も長方形から角度の強い
平行四辺形に変形したポケットは、お仕事には不向きな
方もいらっしゃるかと思うのですが、ツイードなどの
カジュアルジャケットや、お仕事環境でのご着用が
許容範囲の方には、是非お試しいただきた腰ポケット
デザインのひとつです。
オーダースーツを静岡で仕立てるなら
2014年11月02日
スラックスの脇ポケット標準【斜め】
仕上がっているスラックスを購入する場合、脇ポケットと言われる
寒いときに手を入れたり、ハンカチ等小物類もたまに入れたりする
横位置ポケットの形まで、気にする方は少ないと思うのですが、
オーダースラックスでは、この脇ポケットの形も選べます。
ビジネスを含め、スラックスの標準とされているのが、
ポケット口が斜めに切られている「斜めポケット」で、
手の入りやすい角度という、斜め切りポケットの形です。。
サンプルにご案内させていただいているスラックスは、
ベルト通しが付けられる部分が「帯なし」と言われる
作り方で作られているのが特徴的。
これもオーダースラックスらしいデザインです。。
また、同じ斜め切りの脇ポケットでも、斜め角度を大きめ
にとった、バイアスといわれるポケットデザインもあり、
カジュアルパンツなどに是非、お試しいただきたい
デザインですね＾＾
オーダースーツを静岡で仕立てるなら
