2014年04月27日
ジャケットのベントの深さを指定する
オーダースーツを仕立てる際に、ここまで指定する方は比較的少ない
のですが、ジャケットのベントは、衿巾などと同様、オーダー・ご採寸時に
縫製指図時に、寸法指定をする場所になっています。
ベントの深さ（長さ）は標準で、ジャケット丈の３分の１程度で、
ここから長くしたり短くしたりすることになります。
センターベントでは、あまりこのベント深さを指定することは
少なく、調整することが多いのは、サイドベント。
ディープサイドベンツというスーツについてのファッション用語も
あるように、深めのサイドベンツとすると、足が長く見え、
また、見た目的にも、通常より多めに揺れるサイドベンツは、
優雅な感じがするものです。
この逆に、コンポラスタイルっぽく、浅めのサイドベンツとする
オーダーも多く、およそ１５ｃｍ程度のベント深さは、
ご着用者のスーツの後姿をすっきりと見せてくれるもの。
このベント深さは、オーダー初心者の方でも測りやすい場所
ですので、ご希望の寸法がありましたら、お気軽にご指定
いただければと思います。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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